~21世紀最初の皆既日食をアフリカからインターネットで三元中継~
アジアを拠点とした初の世界規模CDS(コンテンツ・デリバリー・サービス)を提供するアクセリア株式会社(以下「アクセリア」/本社:東京都千代田区/代表取締役社長:牧野顕道、http://www.accelia.net/)は、ライブ!エクリプス実行委員会(実行委員長:尾久土正己 みさと天文台台長)が、6月21日にアフリカ南部で起こる皆既日食をインターネット中継する、「LIVE! ECLIPSE 2001」のストリーミング配信に協力します。 皆既日食とは太陽が月に完全に隠される天文現象のことです。太陽の周りに見える放射状の光(コロナ)などの幻想的な光景が見どころです。
LIVE! ECLIPSE 2001について
ライブ!エクリプス実行委員会が、アフリカのザンビア、ジンバブエ、マダガスカルの3カ国に観測隊を派遣。3か所からの映像をリアルタイムで編集して1本の映像として放映します。放映時刻は6月21日、日本時間の20時35分から22時35分にかけての予定です。当日は、URL:http://www.live-eclipse.org/ でご覧いただけます。
皆既日食が観測できる時期と場所は非常に限られており、日本の近くで見られたのは1988年の小笠原沖、日本の陸地で最後に観測されたのは1963年の礼文島にさかのぼります。日本での皆既日食は2009年まで見ることはできません。インターネットを用いてこういった、まれな天体現象を中継することにより、今回の皆既日食を見られない日本のみならず、世界の方々に皆既日食という天文現象のすばらしさを体験していただくことができます。
今回の中継の特徴
・最寄りのサーバからユーザーに配信
アクセリアが提供するCDS "DuraSite"を使うことにより、大規模な中継を可能にします。大規模な中継は、1か所のサーバからの配信ではネットワークが破綻してしまいます。アクセリアの"DuraSite"ネットワーク網の、ワールドワイドなリクエストナビゲーション技術により、ユーザーからのリクエストに対して、最寄りのサーバから配信することが可能になります。
・コンテンツ配信業者間でのコンテンツピアリング技術
今回のインターネット中継に関して、ブロードバンド時代に対応して、いくつもの企業がコンテンツ配信サービスに参入してきています。アクセリアは、ストリーミングコンテンツの配信業者間での振り分け「コンテンツピアリング技術」を提供します。この技術により、世界規模でスムースに動画を見ていただけるようなネットワークを構築します。ストリーミングの同時アクセスは、ピーク時2Gビット/秒を想定しています。
皆既日食とは
皆既日食は、太陽、月、地球が一直線に並ぶことにより、太陽が月によって完全に隠されるる現象のことです。太陽が月に完全に隠されると、太陽の周りに真珠色に輝く光「コロナ」や漆黒の空に指輪の形に太陽の光が輝く「ダイヤモンドリング」と呼ばれる幻想的で美しい現象が見られます。このとき太陽の活動状況によっては、大きなプロミネンス(太陽から飛び出す高温のガス)も見ることができます。
・皆既日食のおこる日時
それぞれでの観測地の日食に時刻は以下の通りです。いずれも日本標準時です。
| 欠け始め | 皆既始 | 皆既終 | 欠け終わり | |
|---|---|---|---|---|
| ザンビア(ルサカ) | 20:40 | 22:09 | 22:12 | 23:27 |
| ジンバブエ(ニャマパンダ) | 20:52 | 22:15 | 22:18 | 23:29 |
| マダガスカル(ラノヒラ) | 21:14 | 22:26 | 22:29 | 日没後 |
それぞれの観測地点での皆既継続時間(太陽が完全に隠れている時間)は2分ほどで、平均的な長さの皆既日食と言えます。
* 詳細時間につきましては、若干の変更が入る場合がございます。HPでご確認ください。
・皆既日食が見えるエリア
皆既日食は陸上ではアフリカ南部アンゴラからマダガスカル島にかけての狭い地域で観測できます。また太陽が完全に隠れない部分日食としては、陸上ではアフリカのマリ、ニジェール、チャド、スーダン、エチオピアから南の地域ならびにブラジル、アルゼンチンなどの南米諸国で見られます。
ライブ中継について
・中継地点
皆既日食が見られるアフリカの3カ国から中継します。月の影が移動していく西から順にザンビアの首都ルサカ、ジンバブエのニャマパンダ、マダガスカルのラノヒラの3カ所です。
・中継の見せ方
4分割画面で3カ所の太陽像を同時に見せる画面を基本としながら、注目シーンでは1つの映像だけを流します。また現地から予め送られた映像も送ります。
・必要なソフト
RealPlayer 8またはWindows Media Player7、QuickTime Player5のいずれかが必要です。
ライブ!エクリプス実行委員会について
ライブ!エクリプス実行委員会は、アマチュア天文家や天文学者、天文台関係者、SOHOワーカー、ネットワークエンジニア、学生をはじめとする大勢の個人ボランティアがインターネットを主なコミュニケーション手段として運営する非営利団体です。実行委員長は、インターネットを利用した天文普及プログラムで実績のある和歌山県のみさと天文台の天文台長尾久土正己が務めています。
ライブ!エクリプス委員会は、1997年3月の皆既日食の世界初のインターネット多地点中継を皮切りに、これまで7回にわたって皆既日食と金環日食、皆既月食のインターネット中継を手がけてきました。また姉妹プロジェクトとして、しし座流星群のインターネット中継も1998年と1999年の11月に実施しており、これを合わせると過去9回のインターネット中継実績があります。最新のインターネット技術を駆使したユニークなプログラムの展開により、いずれも世界100ヶ国前後から多くのアクセスを獲得し、天文イベントのインターネット中継で着実に実績を積んでいます。
"DuraSite"について
アクセリアが提供する、コンテンツ配信サービス。インターネット上のコンテンツを、分散配信し、コンテンツの、安定かつ高品質配信をお手伝いするサービスです。現在、日本、香港、シンガポール、台湾にてサービスを行っております。

