「LPのCVRが上がらない」は設計ミス?【ターゲット設定の重要性】:成果を出すLP制作のための連載-第2話

「そのページ、3秒で閉じられていませんか?」

Web担当者であれば、一度は耳にしたことがあるこのフレーズ。LP(ランディングページ)のファーストビューは、
ユーザーが滞在するか離脱するかを判断する“最初の3秒”に勝負が決まる領域です。
そこで今回は、成果を出すために必要なファーストビューの設計法を、
「コピー」「ビジュアル」「CTA(行動導線)」の3要素に分けて解説します。
▶第1話はこちら:「LPを作っても成果が出ない…」を解消!CVRを上げる【設計の4ステップ】:成果を出すLP制作のための連載-第1話
1. ファーストビューの役割とは?
ファーストビュー(First View)とは、ユーザーがページを開いて最初に目にする範囲のこと。
スクロールせずに見えるエリアであり、最も重要な「第一印象」を与えるセクションです。
ここで伝えるべきことは、たった3つ

この3つが明確であれば、ユーザーは次の情報へ自然にスクロールしてくれます。
逆にどれかが欠けていると、「自分に関係なさそう」「分かりにくい」「怪しい」などの印象を与え、即離脱につながります。
2. キャッチコピーの黄金比:3つの要素

良いキャッチコピーには、次の3要素が含まれているのが理想です。
【1】ターゲット(誰に)
「こんなお悩みありませんか?」や、「○○業界のマーケター必見」のように、課題を明確にすると刺さりやすくなります。
【2】ベネフィット(どうなる)
「課題がどう解決されるか」を端的に伝えます。例:「問い合わせ数が2倍に!成果を出すLPの法則」など。
【3】独自性(なぜこのサービスか)
差別化ポイントを1つ入れると、信頼感や好奇心を引き出せます。例:「AIで自動改善」「BtoB専用」「業界特化」など。
3. ビジュアル:"言葉を補完する"視覚の設計
✓ 人物写真やイラストで「自分ごと化」させる
✓ ターゲットが属する業界や職種を連想させる要素を入れる
✓ 余白を意識したシンプル構成で、目線の動きをコントロールする
例として、ヒーローエリアにターゲット層の人物(困っている表情+PCの前)とキャッチコピー、CTAボタンを中央に配置するパターンは、汎用的ながら効果的です。
※「ヒーローエリア」とは、Webサイト最上部のいちばん目立つ領域のこと
4. CTA(行動喚起)の設計ポイント

ファーストビューにおけるCTAは、「無料資料ダウンロード」「30秒で見積もり」「まずは相談する」などの“軽い一歩”を誘導する内容が好まれます。
押す理由(メリット)を明記し、クリックに心理的負荷をかけないように設計しましょう。
NG例:「お申し込みはこちら」(いきなり重すぎ)
OK例:「無料で試してみる」「今すぐチェック」
また、ボタンの色は他の要素としっかりコントラストを付けることも必須です。
まとめ
ファーストビューは、LPの“顔”とも言える最重要セクションです。
ここが弱いと、どんなに良いコンテンツや実績を載せてもユーザーに見てもらえません。
3秒で伝える。3秒で動かす。
そのために必要なのは、「ターゲット理解」「コピー設計」「視覚設計」の掛け合わせです。

次回予告
中間コンテンツは、言い換えれば“背中を押すパート”。サービスの良さを伝えるだけでなく、「この会社に任せて大丈夫そう」「なんか信頼できるかも」とユーザーに思ってもらえる構成にすることが大切です。
よくある失敗パターンと改善ポイントもご紹介します。
▶第1話はこちら:「LPを作っても成果が出ない…」を解消!CVRを上げる【設計の4ステップ】:成果を出すLP制作のための連載-第1話
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