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ECサイトの売上アップに欠かせないページ表示速度の改善方法を解説

           

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はじめに

Webサイトを閲覧するとき、なかなかページが表示されないことがストレスになった経験は多くの方にあると思います。自社のWebサイトの表示が遅く、お客様にそのストレスを与えてしまわないか不安になった方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、Webページ表示速度の改善について解説します。ECサイトの表示速度アップで、売上とSEO評価の向上をめざしましょう。

Webサイト・ページの表示速度とは

サイト表示速度
Webサイトやページの表示速度とは、特定のURLにアクセスした後、ブラウザでページが表示されるまでにかかる時間のことです。基本的には、データ量の少ない(軽い)ページは速く表示され、多い(重い)ページの表示は遅くなる傾向にあります。
検索エンジンの上位表示をめざすSEOにおいても、ページの表示速度は評価の指標として重要視されています。表示速度が速ければそのサイトは高く評価されますし、あまりに遅いとページ自体の評価を下げてしまう場合もあります。

▼自社のWebサイトの表示速度を調べる方法


Webサイトの表示速度は、Googleが提供する「Google PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」などで測定することができます。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

Google PageSpeed InsightsはWebサイトのページ読み込み速度を、0から100までのスコアで測定できるツールです。パソコンだけでなくモバイル端末にも対応していて、当該ページのURLを入力するだけで表示速度をスコア表示してくれます。
各スコア評価は、90~100の場合は緑で表示され、Good(速い)の評価となります。50~89はオレンジでMedium(平均)の評価、0~49は赤でLow(遅い)の評価です。

Google PageSpeed Insightsの利点は、単に表示速度をスコア化してくれることだけではありません。改善点の指摘もしてくれるため、どこを見直せば表示速度を上げられるかのヒントまで得ることができるのです。

サイト表示速度がECサイトへ及ぼす影響

さまざまなWebサイトのなかでも、特にECサイトではその表示速度が重要とされています。ことさらECサイトで表示速度が重要視されるといわれる理由には、以下の3点が挙げられます。

・売上への影響
・サイト離脱率との関係
・SEOへの影響

ここでは、上記の3つの理由について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

▼ECサイトの売上に影響する


一般的に、ページの表示速度が下がるとECサイトの売上への影響があるといわれています。たとえばAmazonでは「サイト1ページの表示が0.1秒遅くなると売上が1%下がる」と言われています。この数値は、2008年に当時Amazonに在籍していたGreg Linden氏がプレゼンテーションで示したものだとされています。

▼ユーザの離脱・直帰に影響する


表示速度の遅いページは、離脱率・直帰率が増えるともいわれています。たとえばGoogleがモバイルサイトの表示に関して行った調査では、ページ表示が1秒から3秒に遅くなると、直帰率が32%増えてしまうという結果が出ました。さらに、1秒から6秒になった場合は、直帰率の増加は10割を超えるという結果が出たとのことです。

▼SEOに影響する


Webサイトの効果を上げるためには、SEO対策は欠かせないポイントです。ページの表示速度は、このSEOの評価にも影響することをご存じでしょうか。
Googleは、2018年1月にモバイルのランキング要素に表示速度を追加しています。またウェブマスター向けガイドラインにも「インターネット接続が遅いときでも速く表示されるサイトはユーザの満足度を高め、Web全体の質を向上させる」ことを明記しています。
最良なサイトを目指すという観点で、表示速度の最適化はSEOにおいても高評価のポイントとなるのです。

ECサイトの表示速度が重くなる主な原因と改善方法

ページ表示の遅延は、ECサイトの売上やSEO評価に影響を及ぼす可能性があることが分かりました。では、サイトの表示が遅くなってしまうことには、どのような要因があるのでしょうか。

ECサイトの画面

▼商品画像などのサイト内コンテンツが原因の場合


一般的なWebサイトよりも、ECサイトでは商品などの画像や説明動画が多くなる傾向にあります。そのためページ全体のデータ量が大きくなり、サイト表示速度も遅くなる傾向にあります。

ページのなかには、画像が何十枚も用意されている上に動画データも含むといったケースも少なくないでしょう。ページのほとんどがテキストで構成されているページと比較すると、画像や動画を多く含むページのほうが、どうしても表示は遅くなります。ファイル容量の大きい画像や動画の表示をサーバへリクエストする回数が多くなる分だけ、表示されるまでに時間がかかってしまうためです。

5G通信やWi-Fi6が一般化したことなどで通信環境も良好になった現在ですが、画像・動画の高品質化も進んでデータ自体は大容量化しています。そのため、容量の大きいデータを表示するときは以前と同様に時間を要してしまうのです。

【改善方法1】ファイルの容量を減らす


画像や動画の数を絞り込んで減らしたり、ファイルそのものを圧縮してサイズダウンを図ったりすることでデータ量を抑えられるため、サイト表示速度の改善に役立ちます。

【改善方法2】表示エリアよりも大きな画像サイズを使用しない


サイズの大きい画像の使用は、ページデータの大容量化につながります。画像データを使用する際は表示エリア以内の大きさに抑えましょう。

【改善方法3】webpなどのファイルに変換する


画像データの圧縮で画質を損ねることが気になる場合、画像ファイルを「webp(ウェッピー)」などの形式に変更すると、一定の画質を保ちながらサイズを落とせます。webpはGoogleが開発しているファイル形式で、代表的なほとんどのブラウザに対応しています。

【改善方法4】遅延読み込みを行う


遅延読み込みとはレイジーローディングとも呼ばれ、ユーザの重要性が低い箇所の読み込みを遅らせて重要な箇所を速く読み込ませるよう、タイミングを調整することです。重要な箇所さえ先に表示されれば、ユーザのストレスを極力生まずに済むという考え方です。

▼CSS、JavaScriptなどのプログラムやシステムが原因の場合


ECサイトの表示遅延の原因として、画像や動画ファイルの大容量化を上げましたが、大容量ファイルは画像・動画に限らず存在します。ページ内でCSSやJavaScriptなどのプログラム言語を多用すると、同様にページファイルの大容量化を招いてしまい、表示遅延につながります。

【改善方法1】使用していないCSSやJavaScriptの自動読み込みを停止する


CSSやJavaScriptを含む箇所をすぐに表示する必要がない場合は、自動読み込みを停止してクリックやマウスオーバーで動作するよう調整しましょう。

【改善方法2】不要な記述を削除する


プログラムに誤記や不要な記述が多くなると、サーバへのリクエスト回数が増えて負荷につながります。プログラムの誤記をできるだけなくし、不要な記述も削除しておきましょう。

【改善方法3】ファイルを圧縮する


CSSやJavaScriptのプログラムを外部ファイルとして動作させると、サーバでの処理に時間がかかります。必要に応じてHTMLタグ内に直接記述するなどの方法を採り、ページファイル自体のサイズダウンを図りましょう。

ECサイトへの一時的なアクセス集中による場合

サイトコンテンツに問題がなくても、表示遅延が起こる場合があります。その代表的な要因として、多くのユーザによるアクセス集中が挙げられます。
ECサイトへの一時的なアクセス集中は、セール開始時や限定商品の販売開始字のほか、SNSやテレビなどのメディアで商品が紹介され、いわゆる「バズった」状態になった場合に起こります。

基本的に、Webサイトは良好な通信環境を前提として設計されています。回線状況に問題がなければ、サイトの表示も快適に行えます。しかし、一時的に多数のユーザがアクセスを試みると、アクセス集中によりサーバに大きな負荷が生じます。このため、コンテンツ自体に問題がなくてもページ表示速度が遅くなってしまいます。

【改善方法】


このケースの対策には、サーバの増強を前提とした見直しが必須となります。たとえば、規模の小さいレンタルサーバを利用している場合は、転送量無制限のサーバや大量アクセスに強いサーバへの乗り換えが必要になります。
同じ理由で、共用サーバを使用している場合はVPSや専用サーバへの乗り換えなどを考えると良いでしょう。

▼CDNを導入する


ECサイトの表示遅延対策として、CDNを導入する方法も有用です。次の項目ではCDNの利用についてご説明し、CDN活用で得られるメリットについてもご紹介します。

CDNを導入することで解決できることも

CDN

▼CDN(Content Delivery Network)とは


CDNとは、「Content Delivery Network」の頭文字を取った略称です。データ容量が大きくなりがちなデジタルコンテンツを配信する際、配信元を大元となるオリジンサーバだけにせず、代理配信を行える各地のキャッシュサーバに分散し、ユーザへ効率的に配信できるネットワークを指します。オリジンサーバへの負荷が抑制できるとともに、ユーザ側のコンテンツ表示も快適化できます。

▼CDNのメリット


CDNの主なメリットは以下のとおりです。

  ・サイトの表示速度が上がる
  ・アクセス急増が想定以上のものであってもサイトを表示し続ける
  ・画像を自動でリサイズ(軽く)してくれる
  ・動画配信にも強い
  ・SEOにも効果がある
  ・セキュリティ機能など、他の機能も充実している

CDNを導入するとサイトの表示速度が向上し、アクセスが一時的に急増しても表示不具合が起こりにくくなるなどのメリットがあります。CDNサービスによっては画像や動画を自動でリサイズ(軽く)してくれる場合もあり、動画配信にも強みが生まれるでしょう。

もちろん、表示速度が向上すれば検索エンジンの高評価が期待でき、SEOにも効果を見込めます。サービスの選定次第でセキュリティ機能も充実させられるなど、多くの利点があります。
 参考コラム:CDNとは?仕組みや導入のメリット・デメリット、サービスの選び方を解説


CDNのメリットとして挙げた中で、安定したサイト配信以外の重要なポイントが「SEO対策への効果」です。Googleはページの表示速度もランキングを決める要因の一つとしていますので、順位が上がりきらないといった場合には、それが原因となっているかもしれません。
 参考コラム:【最大207%アップ】SEO対策で重要な PageSpeed Insights のスコアが上昇した方法とは


また、環境構築を優先した結果、セキュリティ面が手薄になっていないでしょうか。DDoS攻撃対策やWAFなどの基本的なセキュリティ対策だけでなく、CDNベンダーによってはSOCやサイバーセキュリティ保険の検討も一括で行える場合もあります。

CDNサービスは現在多様化しています。高品質・高機能・高価格のサービスや、配信機能だけに特化した低価格のCDNサービスもあります。また、自社運用やフルアウトソーシングなど、運用方法もさまざまです。CDNサービスを導入する場合には、多方面から検討する必要があります。ECサイトを得意とするCDNサービスもあります。

ECサイトの表示速度・CDN導入はアクセリアにご相談ください

ECサイトの表示速度を上げるためにできる対策はさまざまですが、自社で対応できる範囲には限界もあります。自社のECサイトをもう一歩進化させたい、売上アップを図りたいとお考えであれば、CDNの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
CDNを提供するサービスは多数あるため、自社のニーズに応じて最適なサービスを選定することが重要です。ECサイトの表示速度をさらに改善し、売上アップにつなげましょう。

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