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初学者によるSC18レポート

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SC18について

 SC18に参加しました。SCはACMとIEEE Computer Society の2つの学会がスポンサーの、HPC(High Performance Computing)やネットワーク、ストレージ、アナリティクス技術の学会+展示会です。1988年からアメリカで毎年11月頃に開催されており(今年で30周年)、2018年はテキサス州・ダラスのKAY BAILEY HUTCHISON CONVENTION CENTER DALLASが会場でした。SC18の出展社数は391で、来場者数は過去最高の13,071人だったようです。日本の企業や大学、研究機関からも出展されていました。
 (SC18:https://sc18.supercomputing.org/
 私は今回、展示会場をまわりましたのでそこで学んだことをレポートします。

 
(写真:会場外の様子)


(写真:会場内の様子)

注目度の高いHigh Performance Computing

 HPCのための手段としてスパコンが用いられますが、大きなラックに入ったスパコンを今まで実物で見たことが無かったため、その大きさや威圧感に圧倒されました。生命科学、物理科学、自動車、金融などそれぞれの用途のためのスパコンの展示が行われていました。

 
(写真:威圧的なスパコン)

 大きなスパコンが並ぶ中、印象に残ったのはSupermicro社のサーバ「SYS-X029GP-TNVRT」です。HPCや機械学習向けの製品でGPU(NVIDIA Tesla V100 32GB)を16個搭載し、2ペタフロップス(1秒間に2000兆回の浮動小数点の演算ができる)の動作をするそうです。このコンパクトな見た目でパワーがあるという事に驚きました。


(写真:印象的だったSupermicro社のサーバ)

 我々と関係が深いAWSやGoogle Cloudの展示もありました。
 AWSブースではAWS上でHPCを実行するためのデモがされていました。来場者はレクチャーを受けたり、実際にPCを触りながらAWSの使い方を学ぶというものでした。
 Google CloudブースにはPCがたくさん置かれており、来場者にGCPの(HPC,機械学習などの)機能を試してもらうという企画がされていました。
Google Codelabs上に各機能ごとに課題が提示され、課題を3つクリアするとノベルティがもらえるというものでした。

 
(写真左:AWSブースの様子、右:Googleブースの様子)

ますます高速化する通信技術

 ネットワークや通信技術については、最近注目されている400G Ethernetに対応したARISTA社の7060X4シリーズのスイッチが展示にありました。32ポートあり、7060PX4-32だとOSFP、7060DX4-32だとQSFP-DDに対応しているようです。
 会場にはInteropでいうShowNetのような、SCinetという会場内ネットワークがあり、そちらに採用されていました。
 100Gが話題になっていたのがついこの間のように思っていたのですが、400G対応の機器がもう出てくるようになり技術の進歩が早いことを改めて実感しました。


(写真:ARISTA社の7060X4シリーズ)

 それから、HPC業界誌『HPCwire』の編集者・読者それぞれが選ぶ ”Best HPC Interconnect Product or Technology” 賞を受賞したMellanox社の製品も印象に残りました。InfiniBandという、クラスタリングされたサーバ同士を接続する時などに使う通信方式があり、200G(InfiniBandではかなり速いのだとか)の出力が可能との事です。写真はInfiniBandやEthernet接続が可能なポートが2つ搭載されたアダプタです。Mellanox社はInfiniBandにおけるシェアがとても高く、たくさんのスパコンに採用されているそうです。

 
(写真:Mellanox社の製品)

熱意に満ちた会場で感じたこと

 展示場をまわっていて、知らなかった技術や新しい技術を見てワクワクしました。アメリカだからなのでしょうか、ブースを見てまわっているととても熱く勧誘され、出展者の方々の熱意を感じました。
 また、広い会場の多くのブースを限られた時間で回り、たくさん情報収集をする事の難しさを実感しました。効率良く展示会を攻略するためには、展示会の事前調査はもちろん、場数を踏んだり、日々の勉強によって知識をつける事などが必要なのかなと考えました。これからもこういった機会を利用して知見を増やし、熱意を持って業務に取り組もうと思います。


(写真:今回もらったノベルティたち)


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