「CES 2018」に見る家電のトレンドと、サービス基盤として求められる安定したインターネットの重要性
昨年との差分を中心にレポートします
(写真左:CES-northホール、写真右:CES会場の様子- Centralホール)
来場者184,279人(昨年177,393人)、出展4,715社(昨年3,887社)、4つの大きな会場(2.6 million net square feet)にわかれており、会期中にすべての会場を見て回ることはほとんど不可能です。そのため雑誌やメディアの報道も、主催者の推しネタが中心で、実際の会場での雰囲気と報道される内容に違和感を感じます。というわけで、1日に約20kmほど会場を歩いて見聞した、独断と偏見に満ちた見所を紹介します。
注目の「スマートスピーカー/ホームアシスタント」だけでなく、「脳波」の活用や「ワイヤレス給電」についての提案も
(写真左:選手に付けて試合中の動作を検知するセンサー-サッカー用、写真右:Google-House)
新しい技術といえば、「脳波」を測定して○○○する系の商材が一気に増えています。測定技術(商材)の進歩により、これまでのような巨大なヘッドギア型の測定装置を用いなくても意味のある脳波の検知ができるようになってきており、この分野を活用した商材の今後の進化が期待できます。
もうひとつの注目はワイヤレス給電です。iPhone8/XをはじめQiに対応した装置が増えてきていますが、机型の充電装置や単三乾電池型のモジュールへの直接給電など、さまざまな方式が(人体に影響がないかはともかく)提案されています。中国から携帯ケースを担いで出展していた小さなブースがめっきり減少し、携帯バッテリ、Qi対応の充電器を展示しているブースの増加が目立ちました。
(写真左:脳波計測、写真右:無線充電-WI-CHARGE)
こうした技術の普及は、安心・安全、さらに継続性が社会ニーズとして求められています。サービス基盤としての安定したインターネットがこれまで以上に求められてくるのでしょう。便利になる一方で、ネットワークに依存した社会に変容していることも忘れてはならない項目です。
小さなブースでは、国の支援を受けたアジアやヨーロッパの企業が出展
毎年、小さなブースで部品やニッチ感満載のガジェットを展示しているブースが固まっています。中国や台湾、韓国からの出展が多いのですが、今年はフランスやイギリス、香港などのブースがまとまって同じ場所に展示する傾向が顕著になり、それぞれの国の支援をうけて世界を相手に製品を売り込んでいく気概が感じられます。日本はというと、探すのが大変なぐらい小さなグループで(私は2箇所発見できました。JETRO(6ブース?)とベンチャーキャピタル(8ブース?))。この分野での日本の力はもう復帰することはないんでしょうか・・・。
(写真:Southホールの外縁に新設されたプレハブブース-奥行き450mほどで小さなブースが多数)
モノを対象にした配信基盤の準備を
最近、アクセリアでは、産業システムセキュリティにも注力し、産業システムのクラウド連携IIoT(Industrial IoT)やデータの収集・変換・加工など、セキュリティ的にも安全で信頼性・確実性のある双方性を持った環境を重視しています。こうした分野で活躍できる人材育成にも積極的に取り組んでいます。未来のサービスに対応するため、モノを対象にした配信基盤の準備を少しずつでもすすめていきましょう。
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